Net_LDAP |
メインクラスです。
LDAP サーバへの接続とバインド、
そして検索や更新をするための LDAP クエリの発行を担当します。
一般的には LDAP フィルタを用いた検索を行い、結果を
Net_LDAP_Search
オブジェクトとして取得します。
エントリを直接取得した場合は、その結果は
Net_LDAP_Entry
オブジェクトとなります。
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Net_LDAP_Search |
検索クエリの結果として返されるのが、
このクラスのオブジェクトです。
このオブジェクトを使用して、検索結果に関する情報
(たとえばフィルタに一致したエントリの総数など)
を取得します。見つかったエントリは
Net_LDAP_Entry
オブジェクトとしてさまざまな形式で取得することができます
(並べ替えたり、先頭や最後から 1 件ずつ取得したりなど)。
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Net_LDAP_Entry |
このクラスのオブジェクトは、
手動で新たに作成する場合もあれば
LDAP 検索クエリの結果として受け取ることもあります。
あるいはエントリを直接取得した際にも用いられます。
これを使用すると、そのオブジェクトの性質を表す
エントリの属性の読み書きができるようになります。
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Net_LDAP_Util |
静的メソッドのみを持つユーティリティクラスです。
このクラスのインスタンスを作成する必要はありません。
この中には便利なメソッドがあります。
Net_LDAP が内部的に使用しているものもありますが、
外部からも同じように使うことができます。
定義されているメソッドの多くは、
エスケープ関連のものです。
LDAP ではいくつかの文字を特殊文字として扱うため、
適切なエスケープが必要となるからです。
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Net_LDAP_Filter |
お好みの LDAP フィルタを、
Net_LDAP->search()
メソッドで指定することができます。しかし、これには問題もあります
(エスケープ漏れの問題など)。
そこで、Net_LDAP_Filter
クラスを使えば簡単にフィルタを作成することができます。
LDAP フィルタについては、別途
LDAP フィルタ
で説明します。
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Net_LDAP_Error |
エラークラスです。Net_LDAP のほとんどのメソッドは、
何か問題が発生した場合にこのクラスのオブジェクトを返します。
このオブジェクトを使用すると、エラーの内容や
何がまずかったのかといった情報を取得することができます。
詳細は エラー処理
を参照ください。
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Net_LDAP_LDIF |
LDIF ファイルは可読形式のテキストファイルで、
ディレクトリのデータやその変更コマンドなどが記載されています。
ちょうど SQL ファイルのようなものです。SQL ファイルとは異なり、
アクション中心ではなくデータ中心の構造となっています。
Net_LDAP_LDIF を使用すると、
Net_LDAP_Entry オブジェクトと
LDIF ファイルとの相互変換ができるようになります。
Net_LDAP_LDIF のエラー処理は少々異なる点があることに注意しましょう。
のちほど説明します。
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