前ページで作成したフォームからのデータをファイルに書き込む部分を見ていきます。
掲示板ソースの最初あたりに
<?php
// 保存するログファイル名
$LOGFILE = "log.txt"; … (1)
// POST で mode = write の属性が送られていたら書き込み処理
if ($_POST["mode"] == "write") { … (2)
$name = $_POST["name"]; … (3)
$message = $_POST["message"];
$date = date("Y/m/d H:i:s"); … (4)
if (file_exists($LOGFILE)) { … (5)
$lines = file($LOGFILE); … (6)
}
$fp = fopen($LOGFILE,"w"); … (7)
fputs($fp,"$name,$message,$date\n"); … (8)
for ($i=0;$i<count($lines);$i++) { … (9)
fputs($fp,$lines[$i]); … (10)
}
fclose($fp);
}
?>
※ 上記ソースはエディタでコピーペーストしても動作しないのでご注意を。
という風になっていると思います。
ソース内の番号について説明していきます。
(1) では
変数で説明した変数に保存するファイル名を指定しています。ファイル名は保存、読み込みのところで複数回つかうので使いまわしできるように変数に入れています。
(2) では
前ページで説明した、
<input type="hidden" name="mode" value="write">
でフォームから送られる情報を $_POST["mode"] で受け取って、その値が "write" かどうかチェックしています。
「投稿する」ボタンを押してサーバに情報が送信される際に mode=write も送られていますので、それを if文で判定しています。通常のアクセスでは mode=write が送られないため、書き込み処理を行わないという感じです。
(3) では(2)同様、フォームから送られた name の情報を受け取って $name という変数に入れています。
(4) では現在の日付を取得しています。PHPには date 関数という代物があって簡単に現在の日付を取得できます。
(5) ではファイルが存在するかチェックしています。
file_exists関数でファイルが存在するか調べています。
(6) では file 関数によって配列にデータをすべて入れています。なぜここでデータを変数に入れるかというと、新しく投稿されたデータを1行目に書き込んで、残りに古い情報を書き込むためです。
なまえ,メッセージ,2005/02/06
なまえ,メッセージ,2005/02/06
なまえ,メッセージ,2005/02/06
青が新しく投稿された情報で赤が元々保存されていたふるい情報
(7) ではこれから書き込むのでfopen関数でファイルを書き込みモードで開いています。
(8) では開いたファイルにfputs関数で書き込んでいます。名前、メッセージ、日付をカンマ区切りで1行にしてファイルに書き込んでいます。
(9),(10) では古いファイルの情報(投稿前に書き込まれていた情報)を書き込んでいます。これを行わないと、新しく投稿された情報は書き込まれますが、古い情報が消えてしまうのでこの処理をしています。
こんな感じに投稿された情報をファイルに書き込めます。
次のページでは書き込んだ内容を表示するルーチン見ていきましょう。
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→ファイルに書き込んだ内容を表示へ