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Unicode 文字プロパティPHP 5.1.0 以降、UTF-8 モード を設定した場合に、 一般的な文字タイプにマッチする新たなエスケープシーケンスが 3 つ追加されました。
ここで xx で表されているプロパティ名は、Unicode で 一般カテゴリプロパティ (general category properties) として規定されているものに なります。すべての文字は、いずれかひとつのプロパティを持ちます。 プロパティは、2 文字の略語で表されます。Perl と同じく、 開き波カッコとプロパティ名との間にハット文字を記述することで否定を指定できます。 たとえば、\p{^Lu} は \P{Lu} と同じです。 \p もしくは \P の後に、一文字だけを記述すると その文字で始まるすべてのプロパティが指定されたことになります。 この場合、否定の指定をしていない場合、波カッコを使用しなくても構いません。 以下の 2 つの例は等価になります。 \p{L} \pL
InMusicalSymbols のような拡張プロパティ (extended properties) は PCRE によりサポートされていません。 大小文字を区別しないマッチングを設定していても、これらのエスケープ シーケンスには影響しません。たとえば、\p{Lu} は 常に大文字にのみマッチします。 Unicode の文字は、何らかのスクリプトに属するものとして定義されています。 スクリプト名を指定すれば、そのスクリプトの文字群の一文字にマッチさせることができます。 たとえば、次のように使います。
どのスクリプトにも属しない文字は、ぜんぶまとめて Common で表します。現在サポートするスクリプトは次のとおりです。
\X は、Unicode 拡張書記素クラスタにマッチします。 拡張書記素クラスタとは、ひとつあるいは複数の Unicode 文字の組み合わせで単一のグリフを構成するものです。 事実上、これは Unicode 版の . だと考えてかまいません。 その文字をレンダリングするために実際に何文字が使われているかは考えずに、ひとつの合成文字に対応します。 8.32 より古いバージョンの PCRE (これは、組み込みの PCRE ライブラリを使っている場合には PHP 5.4.14 より前のバージョンにあたります) では、 \X は (?>\PM\pM*) と等価です。 つまり、記号 (mark) プロパティの付いていない文字と、その後に続く 0 以上の 記号プロパティ付きの文字にマッチし、その並びをアトミック (atomic) な まとまりとして取り扱います。記号プロパティ付きの文字とは、アクセント記号などの 直前の文字に対して影響するようなもののことです。 Unicode プロパティを使った文字列マッチングは速くありません。PCRE は 15,000 以上のデータからなるストラクチャを検索する必要が有るためです。 そのため、PCRE では、\d や \w といった 以前から有るエスケープシーケンスは Unicode プロパティを使用しないように なっています。 |
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