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プロパティクラスのメンバ変数のことを「プロパティ」といいます。 それ以外に「属性」「フィールド」などという呼びかたを見たことがあるかもしれません。 しかし、このマニュアルでは「プロパティ」と呼ぶことにします。 プロパティを定義するには public、protected あるいは private のいずれかのキーワードのあとに通常の変数の宣言を続けます。 宣言時に初期値を設定することもできますが、初期値は定数値でなければなりません。 つまり、コンパイル時に評価可能な値でなければならず、 実行時の情報がないと評価できない値であってはいけないということです。 public、protected そして private についての詳しい情報は アクセス権 を参照ください。
クラスメソッドから静的でないプロパティにアクセスするには -> (オブジェクト演算子) を使って $this->property のようにします (property のところにプロパティ名を指定します)。 静的なプロパティへのアクセスには :: (ダブルコロン) を使って self::$property のようにします。 静的なプロパティとそうでないプロパティの違いについては、 static キーワード を参照ください。 クラスメソッドがオブジェクトのコンテキストからコールされたときには、 擬似変数 $this が常に使えます。 $this は、呼び出し元のオブジェクト (通常はそのメソッドが属するオブジェクトですが、別のオブジェクトになる可能性もあります。 別のオブジェクトのコンテキストから 静的に コールされた場合などです) への参照となります。
例1 プロパティの宣言
<?php
PHP 5.3.0 以降、 ヒアドキュメント や nowdocs は任意の静的データコンテキストで使えます。プロパティの宣言時にも使用可能です。 例2 nowdoc を使ったプロパティの初期化
<?php
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