ArrayAccess::offsetGet
(PHP 5 >= 5.0.0, PHP 7)
ArrayAccess::offsetGet — オフセットを取得する
説明
abstract public mixed ArrayAccess::offsetGet
(
mixed $offset
)
このメソッドは、オフセットが empty() かどうかを調べる際に実行されます。
注意
注意:
PHP 5.3.4 以降ではプロトタイプのチェックが緩和され、
このメソッドの実装で参照を返せるようになりました。
これにより、ArrayAccess
オブジェクトのオーバーロードされた配列に対する間接的な変更ができるようになりました。
直接的な変更とは、$obj[6] = 7
のように配列のその次元の値を完全に置き換える変更のことです。
一方、間接的な変更とは、$obj[6][7] = 7
のようにその次元の一部分のみを変更したり $var =& $obj[6]
のように他の変数に参照を代入したりする変更のことです。
++ によるインクリメントや --
によるデクリメントもまた、ある意味では間接的な変更を要するものです。
直接的な変更の際には ArrayAccess::offsetSet()
がコールされますが、間接的な変更の際には
ArrayAccess::offsetGet() がコールされます。この場合は
ArrayAccess::offsetGet()
の実装が参照を返せるようにしておく必要があります。
そうしなければ E_NOTICE
メッセージが発生します。